抗うつ薬に関する誤解と真実
抗うつ薬に関する誤解と真実
こんにちは。
365日いつでも患者様のそばにいる思惟メンタルクリニックです。
本日は、うつ病の患者様から最も多く寄せられる質問である**「抗うつ薬」**について詳しくお話しします。
うつ病とは、2週間以上気分の落ち込みが続き、日常生活に支障をきたす状態を指します。抗うつ薬は、外部からの刺激によって過剰に活性化した脳神経の働きを抑え、抑うつ感や不安による過覚醒状態を和らげるために服用されます。
抗うつ薬は成分によって推奨される服用量や副作用が異なるため、必ず十分なカウンセリングを受け、自分に合った抗うつ薬を処方してもらうことが大切です。
抗うつ薬は依存性があり、やめられなくなるのでは?
不安障害でメンタルクリニックを訪れる患者様の中には、「抗うつ薬を飲むこと自体が不安だ」「心臓がドキドキするのに本当に服用しなければならないのか」と心配される方も多くいらっしゃいます。
もし不安症状のために抗うつ薬の服用をためらう場合、ヨガやストレッチなどの行動療法を取り入れることで、不安や身体の緊張を和らげることができるかもしれません。
抗うつ薬を服用すると認知症になるって本当?
数十年前までの抗うつ薬には、強い眠気を引き起こす副作用がありました。そのため、日中の活動中に眠くなったり、集中力が低下したりすることで、認知症と誤解されることがありました。
確かに、ぼんやりした目つきや眠そうな様子は認知症のように見えるかもしれませんが、これは認知症とは全く異なる症状です。多くの場合、服用する抗うつ薬を減らすか中止すれば元の状態に回復します。
また、うつ病を放置し治療しなかった場合、認知機能がさらに低下し、認知症のリスクが高まることが分かっています。抗うつ薬を服用したからといって認知症になるわけではありませんので、安心してください。
抗うつ薬はどのくらいの期間服用すればいいの?
一般的に、抗うつ薬を服用して4~8週間が経過すると、うつ症状の約70%が改善されると言われています。
抗うつ薬を服用すると、まず食事や睡眠のパターンが改善され、その後、不安感や焦燥感が軽減し、感情の反応が正常になっていきます。最後に、意欲が湧き、エネルギーが高まることで、うつ症状が徐々に改善されていきます。
ただし、抗うつ薬を飲んだからといってすぐに気分が良くなるわけではありません。
たとえば、パニック障害や不安障害の患者様が抗不安薬を服用すると、30分以内に不安感が和らぐことがありますが、うつ症状はそうではありません。そのため、当クリニックでも抗うつ薬を処方する際には、即効性がないことをしっかりお伝えしています。
うつ症状がほとんど改善された場合でも、3~6か月間は再発を防ぐために維持療法を受けることが推奨されます。
また、抗うつ薬の服用中に、軽い頭痛、食欲低下、便秘、下痢などの軽度の副作用が現れることがありますが、多くは1~2週間以内に改善します。
しかし、激しい頭痛、性欲低下、肝酵素の上昇、不整脈の悪化などの重篤な副作用が見られる場合は、服用量の調整や薬の変更が必要になることがあります。
当クリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、安全で効果的な治療を提供しています。お気軽にご相談ください。
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